独学でNSCA-CPT資格試験に合格するためにやることを解説しています
NSCA-CPTに独学で受かりたい…
具体的な勉強方法を教えて欲しい。
こんなお悩み解決します!
- NSCA-CPTを勉強する際に最初に用意すべきもの
- NSCA-CPTの具体的な勉強方法【3ステップ】
- NSCA-CPT合格に近づく3つのポイント
- NSCA-CPTを受験する流れ
- NSCA-CPT独学に関するよくある質問
結論からお伝えすると、試験に受かるだけなら独学でも十分可能です。
合格率も約65%と高いので、ゼロからパーソナルトレーナーを目指す方にもおすすめの資格といえるでしょう。
この記事は「5分」で読めます。
最後まで読むと、NSCA-CPTを独学で取得する方法がわかり、パーソナルトレーナーへの第一歩を踏み出すことができますよ!
【NSCA-CPT独学】:最初に用意するもの
独学で勉強する際に用意しておくべきものは以下の3つ。
- NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識 第2版
- 公式・市販の問題集
- 自分専用のノート
NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識 第2版
NSCAジャパンで販売されている、公式テキストです。
価格は13,200円と高価ではありますが、『わからない点があればここから調べる』教科書的な使い方ができるので、買っておくことをおすすめします。
公式・市販の問題集
NSCA-CPT資格試験では、過去問が公表されていません。
そのため、これらの問題集を解いていくのが、王道の勉強ルートになります。
どれも問題数は豊富なので、好きなものを選びましょう。(分野別になっているものが良いかも)
ちなみに、当サイト内でも分野ごとの問題集を用意しています。
無料の範囲も用意してるので、興味があれば活用してみてください。
自分専用のノート
勉強用の自分専用ノートを用意します。
ココで使う!
- 問題を解いた時
→その問題で問われている点を書き込む - 理解の難しい内容
→しっかりと調べて周辺知識を書き込む - 苦手な単語をメモしておく
基本的にどんなものでもOKです。
お家にあるノートでも良し、新しいノートを買って気持ちを入れるもよし。
B5サイズが持ち運びやすいかも
【NSCA-CPT独学】:具体的な勉強方法
具体的な勉強方法は以下の3ステップ
- 問題集を解く→公式テキストを読む
- 暗記すべきものを把握する→ノートへ
- 問題集をまとめて解く(2周目)
1つずつ解説します
ステップ①:問題集を解く→公式テキストを読む
まずは、問題集を解いていきます。
- 分野ごとに問題を解く(5~20問くらい)
- 問題集の解答&解説をチェック
⬇︎
解答&解説で理解できないところ
⬇︎
- 公式テキストの該当部分を読む
- ネットで検索
- 自分専用ノートに書き込む
大切なポイント
公式テキストは、問題を解いて、必要に応じて活用するのがおすすめ。
かなりのボリュームなので、いきなり読んだら挫折する可能性大。
分野は、どこから勉強してもOKです。
調べた内容は、ノートにまとめておくとあとで役に立ちます。
ステップ②:暗記すべきものを把握する→ノートへ
問題集を進めていくと、これは暗記だな…という項目も出てくると思います。
いくつか例を挙げると、
機器の配置について
- バーとバーの間:91cm
- 壁トラックの間:91cm
- マシンとマシンの間:61cm
- バーと鏡の間:15cm
- 床と鏡の間:51cm
BMIの分類について
分類 | BMI |
---|---|
標準 | 18.5~24.5 |
体重過多(過体重) | 25.0~29.9 |
肥満度Ⅰ | 30.0~34.9 |
肥満度Ⅱ | 35.0~39.9 |
肥満度Ⅲ | 40.0以上 |
体循環と肺循環の経路
- 体循環:左心室→大動脈→全身→大静脈→右心房
- 肺循環:右心室→肺動脈→肺→肺静脈→左心房
これらは、暗記すべきものとして、ノートにまとめておきます。
コツコツ覚えていくことが大切になるので、問題集と並行してやっていきましょう。
ステップ③:問題集をまとめて解く(2周目)
ステップ①〜②で設問に対する理解を深めたところで、もう一度同じ問題集を解いていきます。
今度は、50問くらいまとめて解きましょう。
ここでチェックしたいポイントは、
- 最初に解いた時より正答率が上がっているか
- 問題で何を問われているのか説明できるか
- その選択肢が正解である理由を解説できるか
【NSCA-CPT独学】:合格に近づく3つのポイント
合格に近づくために大切なことは以下の3つ。
- 章ごとに体系立てて覚える
- 自分専用ノート→解く、調べる、書き込む
- 周辺知識は本や動画でカバーする
ポイント①:章ごとに体系立てて覚える
最初は問題集をベースに勉強を進めていきますが、その解答&解説だけでは不十分。
どうしても、知識が断片的になってしまいます。
なので、分野の近い知識はまとめて理解するようにしましょう。
参考までに、第5章のまとめを以下に掲載しておきます。
第5章まとめ(クリックするとタブが開きます)
ノートに書き写して使ってね👍
レジスタンストレーニング初期の適応
元々持っている筋力に対する神経系の適応であり,動員と運動単位による.
→長期の適応は,筋肥大(筋線維の横断面積の増加)であり,その結果,筋力,パワー発揮能力が向上する.
レジスタンストレーニングにより…
骨
骨組織は力学的負荷(レジスタンストレーニング)に敏感に反応するため,筋力レベルが高い人ほど太く強い骨を有する.閉経後のエストロゲン低下による骨粗鬆症予防には閉経前のレジスタンストレーニングが有効である.
腱
高強度の負荷は腱のスティフネスを強化する.(靭帯への効果の明確なエビデンスなし)
代謝
絶対的な筋持久力を向上させる(より多くのレップを反復できるようになる)
トレーニング中やトレーニング直後のホルモン濃度を変化させる.ホルモン受容体を増加させ,ホルモン濃度による効果を増幅する.
心肺系
有酸素持久力は有酸素持久力に特異的なトレーニングが最も有効であるが,レジスタンストレーニングにより筋力とパワーを増強することでランニング効率を改善する可能性がある.
身体組成
除脂肪体重(筋,骨,結合組織)全てに影響を与える(→安静時代謝をあげる→体脂肪率を下げる)
レジスタンストレーニングへの適応に影響を与える要因
性別
- 筋量:男性>女性
(下半身は同等,上半身の筋力に差がある)
(除脂肪体重あたりの筋力=筋横断面積あたりの筋力は性差なし)
→同じ太さなら男女差なく同じ力を発揮する - 体脂肪率:男性<女性
- テストステロン濃度:男性(10):女性(1)
(同じトレーニングをしても筋肥大への影響は10倍(1/10))
→「筋肉そんなにつけたくない」という女性に対して
「男性の1/10しかテストステロンがでない,そんなに簡単につかないから心配ありません」と対応できる。
オーバートレーニングの兆候
- 筋力増加の減少,停滞
- 睡眠障害
- 除脂肪率の減少
- 食欲減少
- 風邪がなかなか治らない
- トレーニングへの関心が低下する
- 情緒不安定になる
- 過度の筋肉痛
デイトレーニング
トレーニングを中止した際に起こる現象(もとに戻る的な・・・)
- 筋量減少
- 筋力低下
- パワー低下
ポイント②:自分専用ノート→解く、調べる、書き込む
問題を解いたら、しっかりと調べて勉強ノートに書き込むこと。
これを積み重ねることで、自分が何を覚えていくべきなのか、はっきりと理解できます。
- ノートを作らずに、公式テキストを丸暗記するのはやめておきしょう。
文章も難しいので、途中で挫折してしまいます。
とにかく繰り返し、繰り返し問題を解いて理解することが合格への近道です!
ポイント③:周辺知識は本や動画でカバーする
NSCA-CPTは、パーソナルトレーナーの資格です。
そのため、問題を解くための座学だけでなく、より実践的な内容を把握しておくことが必要。
本は1冊1,000~2,000円程度かかってしまいますが、余裕があれば読んでおきましょう。
お金をかけたくない人は、これもおすすめです。
【NSCA-CPT独学】:受験の流れ
実際の受験の流れは以下の4ステップ。
- NSCAジャパンに会員登録
- マイページから出願する
- 試験会場を予約する
- 実際に受験する
ステップ①:NSCAジャパンに会員登録
NSCA-CPTを受験するには、NSCAジャパン会員になる必要があります。
NSCAジャパン公式サイトから、申込方法を確認して入会手続きを行いましょう。
ステップ②:マイページから出願する
NSCAジャパンに会員登録が完了したら、マイページから出願ができます。
受験料の支払いや、必要書類の提出を行いましょう。
ステップ③:試験会場を予約する
NSCA-CPT資格試験は、いつでも受験が可能です。
出願手続き完了後、2~3週間で届く案内メールから、試験会場を予約します。
ステップ④:実際に受験する
試験当日、開始時刻の15分前には会場に着くようにしましょう。
試験開始前に、本人確認やと注意事項の説明があります。
ご自身でも、公式サイトを確認してみてください。
【NSCA-CPT 独学】:よくあるQ&A
NSCA-CPTを独学で勉強する際によくある質問は以下の3つ。
- 独学だとどのくらいの期間勉強した方が良い?
- NSCA-CPTの難易度は?
- 試験の出題範囲は?
質問①:独学だとどのくらいの期間勉強した方が良い?
結論、人によって様々。
というのも、『スタート時点でどの程度の知識があるか』によってかなり変わってくるからです。
それなりにトレーニング経験がある方は、2~3ヶ月を目標に頑張ってみると良いでしょう。
経験あり
1日3時間×週5日=15時間/週
15時間×4週=60時間/月
60時間×3ヶ月=180時間
ゼロから勉強を始める方は、焦らず自分のペースで進めることが大切です。
経験なし
1日3時間×週5日=15時間/週
15時間×4週=60時間/月
60時間×6ヶ月=360時間
とはいえぶっちゃけ、期間は関係ありません。
ブログやSNSを見ていると、1ヶ月で合格したという強者もいます。
必要とされる知識を、自分に合った形でコツコツ吸収していきましょう。
質問②:NSCA-CPTの難易度は?
NSCA-CPTは比較的やさしい難易度の資格試験です。
単純なトレーニング知識だけでなく、幅広い知識を求められますが、順を追って試験対策をすれば、充分目指すことのできる資格だと思います。
NSCA-CPTの難易度について、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ。
質問③:試験の出題範囲は?
NSCAジャパンが発表している出題範囲は以下の通り。
分野 | 問題配分 | 問題数 |
---|---|---|
クライアントに対する面談と評価 | 25% | 32 |
プログラムプランニング | 31% | 45 |
エクササイズテクニック | 31% | 43 |
安全性、緊急時の手順、法的諸問題 | 13% | 20 |
ノンスコアード問題 | – | 15 |
合計 | 100% | 155 |
実践的な内容を中心に、幅広く出題されています。
実際の対応をイメージして、現場で使える知識を学んでおくと良さそうです。
まとめ;NSCA-CPTを独学で取得しよう!
- 最初に用意するもの
→『公式テキスト』『問題集』『ノート』 - 独学での勉強方法
→問題集を解く→公式テキストで確認→ノートへ記入→繰り返す - 合格に近づく3つのポイント
1.章ごとに体系立てて覚える
2.自分専用ノートを持つこと→解く、調べる、書き込む
3.周辺知識は本や動画でカバーする
NSCA-CPTは試験に受かるだけなら独学でも十分可能です。
ただし、順を追ってしっかりと勉強してから臨むようにしましょう。
独学で資格取得を目指すなら、当サイト内の教材もぜひご活用ください。
あなたが一歩でも合格に近づけるよう、全力でコンテンツ拡充に努めていきます。
ステップ2はこちら
独学でNSCA-CPTを学ぼう
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